むし歯治療|北九州市小倉南区・JR日豊本線安部山公園駅の歯医者|泉歯科医院|院内に技工士も在中

〒800-0251 福岡県北九州市小倉南区葛原1丁目10-3
TEL.093-473-8888
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むし歯治療

むし歯治療|北九州市小倉南区・JR日豊本線安部山公園駅の歯医者|泉歯科医院|院内に技工士も在中

当院のむし歯治療の特長

根本的な原因を追究した治療

根本的な原因を追究した治療

患者様の中にはむし歯の治療を何度も繰り返し行っている方が多くおられます。
むし歯の治療はただ削って詰めたり、被せただけでは根本の治療ができておらず、再発のリスクが高くなってしまいます。現在、むし歯治療の半数以上は二次カリエス(再発したむし歯)の治療と報告されています。まずはむし歯ができる原因(食習慣、かみ合わせ、不良な詰め物・被せ物など)を患者様と一緒に改善していき、再発のリスクを軽減したうえで治療を行うことがとても重要です。
また、治療後のメンテナンスを継続することで、むし歯ができにくいお口の環境を維持し、何かしらの問題が発生した場合は早期に対処していくことも大切です。

できる限り痛みや不快感に配慮した治療

できる限り痛みや不快感に配慮した治療

以前の治療で痛みや不快な思いをされ、歯科医院が苦手な方は少なくないと感じます。ただ最新の機材や技術があればこういった痛みや不快感を最小限にすることができます。当院ではむし歯治療の際、麻酔には十分な時間と手間をかけ、痛みを最小限にすることに努めております。また型取りなどの不快な治療も最新の口腔内スキャナーを使用し不快感を軽減させたり、レーザーを使ったなるべく歯を削らない治療も可能です。

拡大した視野での精密な治療

拡大した視野での精密な治療

進行したむし歯は自然治癒が難しく、基本的には除去が必要になります。歯はとても小さな臓器であり、繊細な処置が求められますが、肉眼で確認できる範囲には限界があります。そこで有用なのがルーペやマイクロスコープを使用した拡大視野での治療です。当院ではルーペやマイクロスコープを導入しており、むし歯治療の際は保険治療、自費治療にかかわらず拡大視野での精密な治療を基本としております。極力不必要な歯を削らない治療(Minimal Intervention)や詰め物・被せ物の間に段差や隙間のない精密な治療にもこの拡大視野での治療は欠かせません。

むし歯とは

ミュータンス菌(むし菌)の酸産生作用

口の中の細菌数は10兆個以上といわれ、そのうち、むし歯の原因となる酸を作る酸産生菌が70~80%を占めると考えられています。酸を作る代表的な細菌がミュータンス菌です。ミュータンス菌は飲食物の糖分を摂取・分解して酸を作り出します。この酸によって歯が溶かされますが、人の唾液には酸を中性に近づける働きがあり、また、カルシウムやリン酸を含み、これらの作用で溶かされた歯は修復されています。しかし、糖分の摂取が頻繁であったり、歯みがきの状態が悪かったりすると、酸の緩衝や修復が追いつかず、歯が溶けた状態が続くことになります。その部分は放置すると直に崩壊し、むし歯となります。

深部へとむし歯を拡大させるラクトバチラス菌

ミュータンス菌と同様に、強い酸を作り出すのがラクトバチラス菌です。ラクトバチラス菌は、エナメル質のようなツルツルした部分には生息できず、ミュータンス菌によって作られたむし歯のザラザラした部分や、奥歯の溝、詰め物や被せ物の適合が悪いすき間などに生息します。酸素の有無に関係なく生存できるため、酸素の少ない深いむし歯の中で酸を作り、さらに深部へとむし歯を拡大させていきます。

初期段階のむし歯は自覚症状が現れず、日常的なケアを怠ると悪化し、やがて痛みを伴うようになります。むし歯は早い段階で治療を開始すれば、比較的簡単な処置で治癒します。むし歯の兆候があればお早めに受診ください。

こんな症状(状態)ありませんか?

  • 歯の表面が黒ずんできた
  • 歯の表面に穴が空いている
  • 甘いもの、冷たいものがしみる
  • 熱いものがしみる
  • 歯がズキズキ痛む
  • 食べ物がよく詰まる
  • 歯医者に1年以上行っていない

むし歯が起こりやすくなる要因

むし歯は、次のような条件が揃った場合になりやすいと考えられています。

歯質

むし歯になりやすい歯質、歯並び、咬み合わせになっている

歯質

歯質は一人ひとり異なり、むし歯のなりやすさを左右します。歯質を強化するためには、歯の再石灰化を促すフッ化物(フッ素)を利用したり、だ液の分泌を促進するためによく噛んだりすることが効果的です。

糖分

甘いもの(糖質)を多く摂取する習慣がある

糖分

糖分の多い間食が増えると、口の中が酸性になり、むし歯になりやすい状態になります。間食を控えたり、糖分の少ないおやつを選んだり、バランスのとれた食生活を送るように心がけましょう。

細菌

むし歯の原因菌が活発に活動している

細菌

キシリトールやフッ化物(フッ素)には、むし歯の原因となる細菌の活動を抑える働きがあります。キシリトール配合ガムを噛む、フッ素入り歯みがき粉を使う、といったことを日常で意識するとともに、歯科での定期的なクリーニングで、歯垢や歯石を除去することが効果的です。

汚れの付着時間

歯垢が歯に付着したままになっている時間が長い

汚れの付着時間

口の中で酸が作られるまでには、少し時間がかかります。むし歯予防には、糖分を摂取したら早めにうがいや歯みがきをして、むし歯の原因となる酸を取り除くことが効果的です。

むし歯の進行と治療法

歯の痛み方でむし歯の進行をある程度知ることができます。その進行具合によって治療方法が異なります。

自覚症状がなく、歯科検診などで発見される CO~C1

ごく初期のむし歯

CO
ごく初期のむし歯

症状

COは「シーオー」と読み、「C」はcaries(カリエス:むし歯)の頭文字で、「O」はobservation(オブザベーション:観察)の頭文字です。したがって「CO」は、むし歯になっているものの、今のところ治療の必要がない要観察歯となります。
むし歯菌が放出する酸によってエナメル質が溶かされ始めている段階で、歯の表面が白く濁って見えますが、まだ穴は空いておらず、痛みなどの自覚症状もありません。

治療方法

適切なブラッシングやフッ素塗布により、歯の再石灰化を促すことで治癒します。

  • 食習慣の改善
  • ブラッシング指導

エナメル質に小さな穴が空いたむし歯

C1
エナメル質に小さな穴が空いたむし歯

症状

エナメル質がさらに溶かされ、小さな穴が空いた状態です。歯の表面は黒ずんで見えます。冷たいものを飲食した際に「しみる」などの自覚症状が現れますが、痛みはまだないため、ご自身でむし歯かどうかの判断がつきにくい状態です。
この段階では、歯を削らずに治すことができたり、削る場合でも麻酔を使わずに削る量を最小限に抑えて治療ができたりします。このC1の段階で早期に治療を受けることが理想です。

治療方法

むし歯の部分を最小限に削り、白い歯科用プラスチック(レジン)などを詰め、表面をなめらかに整えます。

  • プラークコントロール(効果的な歯みがき、食習慣の改善)
  • フッ素塗布
  • シーラント
  • コンポジットレンジ修復(詰め物)

冷たいもの、甘いものがしみる C2

歯の内部(象牙質)まで進行したむし歯

C2
歯の内部(象牙質)まで進行したむし歯

症状

むし歯がエナメル質の内側にある象牙質まで達している状態です。むし歯の部分は黒く見えます。冷たいものや甘いものを飲食したときに、しみる・痛むなどの自覚症状が現れます。この段階から進行が早くなるため早期の治療が重要になります。

治療方法

むし歯の部分を削り取り、詰め物で補います。症状によっては局所麻酔を使用します。
むし歯が広範囲な場合は、型を取って作製するインレー(詰め物)や被せ物によって歯の機能を回復します。

  • コンポジットレンジ修復(詰め物)
  • インレー(詰め物)
  • クラウン(被せ物・差し歯)

詰め物・被せ物などの修復物の材料には様々な種類があり、保険範囲のものと保険外のものがあります。当院では身体に優しく、審美性の高い材料を種類豊富にご用意しています。

神経まで進行したむし歯

C3
神経まで進行したむし歯

症状

むし歯が歯の内部にある神経(歯髄)まで進行した状態です。冷たいもの、甘いものに加え、熱いものでもしみたり、刺激を与えなくても激しい痛みが生じたりする場合があります。

治療方法

炎症が起きている部分と痛んでいる神経を取り除き、神経が入っていた歯の内部(根管)を消毒する根管治療を行います。この段階で治療すれば、歯自体は残せることが多いです。根管治療後は土台を立てて、クラウンを被せます。

  • クラウン(被せ物・差し歯)
  • 根管治療(歯根の治療)
  • 支台築造(歯の土台⦅コア⦆)

詰め物・被せ物などの修復物の材料には様々な種類があり、保険範囲のものと保険外のものがあります。当院では身体に優しく、審美性の高い材料を種類豊富にご用意しています。

長期間継続していた強い痛みが治まり、放置している C4

歯根まで進行したむし歯

C4
歯根まで進行したむし歯

症状

歯根の部分までむし歯菌が侵入し、歯の大部分は溶けて崩れ、末期のむし歯の状態です。この段階では痛みを感じる神経自体が壊死しているため痛みを感じません。しかし放置するとやがて歯根部に膿がたまり激痛を生じやすくなります。麻酔も効きにくく、歯を残存することも難しくなります。

治療方法

ほとんどのケースで抜歯が必要となります。抜歯後は、ブリッジや入れ歯、インプラントなどで歯の機能回復を図ります。

  • 抜歯

抜歯(歯の喪失)後の治療方法

  • ブリッジ(連続した被せ物)

    ブリッジは、失ってしまった部分の歯を補うために、その両隣の歯を土台にして、連続した被せ物を装着する治療です。ご自分の歯と同じように噛むことができますが、ブリッジを固定するため両隣の歯を削る必要があります。このブリッジには、保険適用の金属製のものや適用外のセラミック製など、様々なものがあります。

  • 入れ歯

    比較的短期間での作製が可能ですが、硬い食べものや、粘り気のある食べ物では、しっかり噛むことができず違和感が生じることがあります。慣れるまでの時間が必要です。
    詳しくは「入れ歯(義歯)」のページをご覧ください

  • インプラント

    ご自分の歯と同じように噛むことができますが、インプラントを埋め込む外科手術が必要となるため、内科疾患や重度の歯周病がある方は適応外になることがあります。
    詳しくは「インプラント」のページをご覧ください。

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